自然とテクノロジーが調和した空の世界で、自分だけの暮らしを作り上げるサバイバルクラフトゲーム『Solarpunk(ソーラーパンク)』。
太陽光発電や風力発電を活用した自動化システム、美しい浮島での建築、飛行船による探索など、スローライフ好きから大きな注目を集めている作品です。
本記事では、実際にプレイして感じたゲーム内容や魅力、気になったポイントを詳しく紹介します。
Solarpunkとは?
『Solarpunk』は、空に浮かぶ島々を舞台にしたサバイバルクラフトゲームです。
プレイヤーは資源を集めながら拠点を発展させ、農業や建築、自動化システムを活用して理想の暮らしを作り上げていきます。
本作最大の特徴は、太陽光や風力といった自然エネルギーを利用できること。
発電した電力を設備へ供給し、バッテリーへ蓄電することで生活を効率化できます。
さらに輸送ドローンによる自動化や、飛行船による浮島探索など、クラフトゲーム好きにはたまらない要素が多数用意されています。
動物との共生生活も可能で、例えば豚を育てるとトリュフを見つけてきてくれることもあります。
戦闘よりも生活や建築を重視した、非常に穏やかな作品です。
発売直前に公開された開発者メッセージ
発売直前の6月5日、開発チームはSteam上でユーザーへ向けたメッセージを公開しました。
『Solarpunk』は約4年間、主に2人の開発者によって制作されてきた作品です。
その中で開発者は、
- AAA級の超大作ではない
- 深く膨大なコンテンツを目指した作品ではない
- リラックスして遊ぶためのコージーゲームである
という点を強調しています。
素材集め、農業、クラフト、アップグレードを繰り返しながら、少しずつ暮らしを豊かにしていくことが本作のコンセプト。
そのため、大規模なストーリーや激しい戦闘を求める人よりも、のんびりとした生活系ゲームが好きな人向けの作品と言えるでしょう。
Solarpunkでできること
農業
本作には空腹システムがあるため、序盤から農業が重要になります。
最初の島ではベリーが自生しており、その種を使って畑を作ることができます。
畑づくりはシンプルで、
- クワで地面を耕す
- 種を植える
- 水を与える
だけです。
ただし土は思った以上に乾きやすく、定期的な水やりが必要になります。
雨の日は自動で水分補給されますが、嵐によって作物が枯れる場合もあるため、将来的には温室の建設も重要になりそうです。
探索
探索は飛行船を利用して行います。
最初の島で木材や鉱石などを集め、飛行船を修理することで新たな浮島へ向かえるようになります。
実際に飛び立ってみると、飛行船の操作は意外と難しめ。
悪天候の中では視界がほとんどなくなり、岩や建物へ衝突してしまうこともあります。
飛行船が壊れても修理可能で、紛失しても呼び戻せる親切設計ですが、慣れるまでは苦戦するプレイヤーも多そうです。
探索先では、
- 新しい資源
- 特殊な植物
- 交易ロボット
- 建築素材
などを発見できます。
クラフト
クラフトは本作の中心となるシステムです。
「調査テーブル」に素材を投入することで新しいレシピを研究できるようになります。
研究を進めることで、
- 建築パーツ
- 生産設備
- 発電設備
- 自動化システム
などが次々と解放されていきます。
特に面白いのは、説明が少なく「試して発見する楽しさ」があること。
どの素材が燃料になるのか、何が作れるのかを自分で検証していく楽しさがあります。
建築
本作最大の魅力はやはり建築です。
壁・床・屋根・階段などを組み合わせて自由に建物を作ることができます。
最初は最低限の小屋しか作れませんが、
- 展望台
- 温室
- 工房
- 発電施設
などを少しずつ追加しながら理想の拠点へ発展させていけます。
建築パーツも研究によって増えていくため、探索と建築がしっかり結び付いているのも魅力です。
良かったところ
クエストに追われない自由なプレイ
チュートリアル終了後はほとんどストーリーに縛られません。
- 建築に集中する
- 飛行船を完成させる
- 自動化を進める
- 農業を極める
など、遊び方を自分で決められます。
危険な敵も存在せず、戦闘要素もありません。
そのため、マイペースに遊びたい人には非常に快適な作品です。
試行錯誤が楽しい
本作は説明を最小限に抑えています。
「これを作ったらどうなるんだろう?」
という好奇心を刺激してくれるゲームデザインになっています。
飛行船で新しい島へ行けるようになると、一気にできることが増えるため、そこから面白さが加速していく印象でした。
気になったところ
コントローラー操作が分かりづらい
Switch 2版では操作説明が不足している場面がありました。
例えば建築時の高さ調整や設置物の撤去など、一部の操作は実際に触って試さないと分かりづらい部分があります。
キーボード&マウス前提で設計されている印象を受けました。
探索そのものの報酬は少なめ
探索好きとしては少し気になったポイントです。
高い崖を登ったり遠くの島へ行ったりしても、劇的な発見があるわけではありません。
どちらかというと、
「珍しい場所を探すゲーム」
ではなく、
「大量の資源を集めて建築を楽しむゲーム」
という印象でした。
総評|こんな人におすすめ
『Solarpunk』は、
- 戦闘がないサバイバルゲームを探している
- 建築が好き
- 農業や自動化が好き
- 自分で目標を決めて遊びたい
- のんびりとした世界観が好き
という人におすすめできる作品です。
反対に、
- ストーリー重視
- 探索の発見を重視
- 常に目的やクエストが欲しい
という人には少し物足りなく感じるかもしれません。
ゲームボリューム自体は比較的コンパクトで、探索要素だけなら20時間前後で一通り楽しめる印象です。
一方で、建築や自動化にハマれる人であれば何十時間も遊べるポテンシャルがあります。

