2026年3月3日のインディーワールド後に突然リリースされた
「にほんの田舎ぐらし」。
Steam版・Nintendo Switch版ともに2,800円で配信されています。
結論から言うと、この作品はSwitch版を選ぶのがおすすめだと感じました。
その理由も含めて、ゲーム内容や実際に遊んで感じたポイントをレビューしていきます。

にほんの田舎ぐらしとは
荒れ果てた土地に引っ越してきた主人公。
地主さんからは
「この程度も手入れできないなら、さっさと諦めてここから出ていけ」
と言われてしまいます。
床を拭き、畳を取り替え、井戸やお風呂も自分で修理する忙しい日々。
自分の家だけでなく、
郵便ポストや神社などの公共設備まで手入れしながら
村人たちの信頼を得ていきます。
村人たちと交流し、困りごとを助けながら
少しずつ田舎での暮らしを整えていくスローライフゲームです。
キャラクリエイト
キャラクタークリエイトは
種類こそ多くありませんが、どれも使いやすいデザインです。
選択できるのは
- 髪型
- 髪色
- 顔の色
の3種類。
服装は最初は選べませんが、ゲームを進めるとDIYで作成できるようになり
季節に合わせたコーディネートも楽しめるようになります。
ゲームの流れ
ゲームの基本的な流れは
- 材料を集める
- 自宅周りの設備を修理する
- イベントを進めて新エリアを解放
- 新しい問題を解決する
という形です。
ストーリーを進めるというより
- 犬小屋を作る
- 障子を張り替える
といった小さなクエストをこなしていく、作業型のゲーム性になっています。
時間の流れ
ゲーム内では時間の概念があり
- 午前:種や素材を売る商人が登場
- 午後:不用品を買い取る業者が登場
します。
夜になると明かりがないと作業できないため、
スタミナと時間を考えながら生活するのも楽しいポイントです。
スタミナは眠ると全回復。
料理や食事ができるようになると作業効率も大きく上がります。
素材の収集
自宅の庭は木の枝や雑草でとにかく散らかっています。
これらはボタンを押しっぱなしで歩きながら簡単に回収可能で、
スタミナの消費もありません。
ただし再生速度が非常に速く、
多くの人はゲーム開始数分で
「庭を綺麗に保つのは無理だ」
と悟ると思います。
岩や大木にはツールが必要になりますが、
こちらもスタミナ消費なく採集できます。
畑
倉庫からクワを見つけると畑を作れるようになります。
畑は12マス耕して初めて一つの畑として認識されます。
少し手間ですが、雑草が生えてこなくなるので快適になります。
作物は1日1回水やりをすると成長。
収穫した作物は売ったり料理に使えます。
雨の日は水やりが不要になるため、
自然の恵みを感じられるシステムになっています。
さらに水田も作ることができ、
川から水を引く作業まで体験できるのも特徴です。
釣り
作業台を修理すると釣り竿が作れるようになります。
魚影のある場所でAボタンを押すと
ミニゲーム形式の釣りがスタート。
Aボタン連打で魚にダメージを与えていく仕組みです。
逃げられても魚の体力は削れたままなので
数回に分けて釣り上げることも可能。
狙いを定める必要もなく、
気軽にのんびり釣りが楽しめるシステムでした。
ただし、本格的な釣りゲームが好きな人には
少し物足りないかもしれません。
虫捕り
虫捕りも作業台で網を作ることで可能になります。
虫に近づいてAボタンを押すとミニゲームが始まり、
矢印がオレンジ色の位置に来たタイミングで止めると捕獲成功です。
失敗しても虫は消えないので何度でも挑戦できます。
ただしルーレット形式のミニゲームのため、
虫を捕まえている感覚は少し薄い印象でした。
料理
囲炉裏を修理すると料理ができるようになります。
序盤ではスタミナを使わずに魚を焼くことが可能。
魚に串を刺して囲炉裏で焼くという、
現代ではなかなか体験できない調理方法が楽しめます。
焼き魚は囲炉裏の前に座らないと食べられないなど、
田舎暮らしらしい細かな演出も印象的でした。
良かったところ
田舎暮らしの世界観が徹底されている
スローライフゲームは多くありますが、
最終的に都会化を目指す作品も少なくありません。
しかし「にほんの田舎ぐらし」は
今あるものを大切にして暮らす
という価値観が強く表現されています。
懐かしさと新鮮さが同時に感じられる世界観は
このゲームならではの魅力だと思いました。
テンポが良く遊びやすい
素材が集まればすぐに設備が完成するため、
待ち時間がほとんどありません。
イベントの導線もわかりやすく、
順番に進めていくだけで自然とゲームが進みます。
「あと一つだけやろう」が止まらず、
つい長時間遊んでしまうタイプのゲームです。
気になったところ
スタミナの仕様
倉庫で探し物をするだけでスタミナが減る一方で、
木や岩の採集ではスタミナを消費しません。
さらに眠ればいつでも全回復できるため、
少しバランスに違和感を感じる部分がありました。
アイテム買取条件が厳しい
序盤ではアイテムを単体で売れるものが少なく、
セットでの買取が多くなっています。
単価も低いため、
序盤の金策は少し大変に感じました。
NPCとの関係性が薄い
NPCとの会話は多くなく、
名前のないキャラクターも多い印象でした。
スローライフゲームとして
もう少し交流要素があれば良かったと感じます。
にほんの田舎ぐらしは買い?
気になる点はいくつかありますが、
どれも致命的な欠点ではありません。
このゲームは
- クエストをコツコツ進める
- 図鑑を埋める
- 作業を繰り返す
といったルーティーンワークを楽しめる人に特におすすめです。
ゲームボリュームは約100時間とも言われており、
夏祭りや初詣などの季節イベントも用意されています。
じっくり遊ぶほど味が出る
そんなタイプのスローライフゲームと言えるでしょう。
Switch版をおすすめしたい理由
このゲームはとにかく
「あと少しだけ」が止まらない作品です。
夏休みにおばあちゃんの家で
ゴロゴロしながらゲームをしているような感覚で
いつまでも遊び続けてしまいます。
そのため、購入するなら
携帯モードで気軽に遊べるSwitch版を強くおすすめします。

